原作?を一切知らないまま、原作とは違う内容らしいという前情報だけを持って、何も知らないままみにいきました。
タイトルが『君たちはどう生きるか』なので、きっとそれなりに重々しい内容なのだろうと覚悟を決めてみにいきました。
スタートからドキッとする始まり方で、わたしが苦手なストーリーだったらどうしよう…と不安になりましたが、わたしの苦手とするものはあまり出てこなくてホッとしました。
それでもなかなかにシリアス?な雰囲気の続く作品でした。
鑑賞を終えた後、なんとなく養老孟司さんの著書『死の壁』を思い出しました。
特に関連することはないと思われますが、わたし個人の感覚の中で、年齢を重ね死と向き合う時間を重ねた方々は人生や人間という生き物に対していろんな想いを抱え、人それぞれの悟り?を迎えるのだろうと想像したりしました。
わたしがこの作品から受け取ったメッセージ性としては…、
前を見て前進し続けることが大切かなー、なんて思ったりしました。
もっと複雑にいろんなメッセージが込められてるんでしょうが、わたしはそう感じました。
いろんな想いを抱え苦しくなっても、それぞれがそれぞれの最善を尽くそうと頑張ってるんだろうな、と。
それぞれの最善が自分の周りの人たち・お互いにとっても温かな道に繋がるものであればいいのに、と考えたり。
どう生きるか…どう生きたいか…。
選べる道と選べない道と選ばない道と。
夢あふれるファンタジー目当てで鑑賞すると、少し違和感を持ってしまう可能性もある作品だと感じたりもしました。
風の谷のナウシカや天空の城ラピュタが大好きでしたが、大人になってからは少し心が重くなる気がしてあまりみなくなりました。
人生や命の尊さや世界の不安定さなど…、考えても考えても怖くなるばかりです。
でも1人1人がそれぞれ精一杯に生きて、それぞれの幸せな落とし所?を見つけられて、世界に希望がみえるような時の進みが実現していけば素敵だな〜なんて空想?を広げてみたり。
ジブリ新作映画、芸術的で哲学的で素敵な作品だと感じました。
いや、ただの一般人の感想なんですけどね。
最後まで集中してみれて良かったです。
想像が必要な部分も多かった気がします。
でもへんに自分なりの解釈を膨らませず、素敵だったな〜と心を完結させたいです。笑
作品を通して、自分の考え・心が刺激を受けたのでそれはそれこれはこれ、て気分です。
映画の内容についてはあまり触れないで感じたことを書きました。
抽象的な文章になりましたが、自分の感じたことをメモするように書いてみました。